お風呂嫌いが語る、お風呂のいいとこ。
お風呂嫌いといっても、
準備されていて、衛生的で、
あとは入るだけ、ならばそれは最高である。
主婦にとってのお風呂というのはワケがちがう。
某生活用品のCMで、「嫌いな家事は?」に対し、
「お風呂掃除。」
「黒カビ掃除。」
といわれているのは、まんざら誇大表現では無いと感じる。
ちなみに私は台所周りの掃除が一番嫌いだが。
お風呂掃除は本当に面倒で、気合いがいる。
体をキレイにする場所であるからには、
カビやぬめりは最高に気になる。
しかし、そのカビやぬめりに手を伸ばすのは、
潔癖性の私にとってはたいへん勇気がいることだ。
カビや湯垢を洗い流した水が服や髪にかかったままでは
いてもたっても居られないので、お風呂を洗ったら速攻で洗髪、
そして体を洗う。ちょうどその頃にお湯が溜まる。
15分程お湯につかりながら雑誌を読み、
最後にまたシャワーを浴びて終了、がいつものパターン。
お風呂に入った後は何と爽快なんだろう。
さわやかな気分になり、体はぽかぽかしていて、
スマホやパソコンなんか見たくなくなる。
夜風なんかにあたりたくなる。
自然の摂理だろうか、人工的なものから遠ざかりたくなる。
けれど掃除は必ずついてくる。
私はこの先ずっと、誰かがお風呂を炊いてくれることも
無いだろう。
自分が入りたい時に自分で炊くのだ。
本当の意味で自由人である。